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ヴィルフランシュ・シュル・メール
Jean cocteau
IDで名前を使用している ジャン・コクトー。 大好きな彼に触れずにいたのは好き過ぎて語れなかったから。 例え私生活でも、語り出したら多分きりがないし、周りの人に引かれてしまうくらい愛の言葉を羅列するだろうから、ほとんど話題にしない。 第一、私は芸術について語るのが嫌いだ。自分の以外の人の評価に興味はないし、 「人は芸術となると理解したがる。鳥の歌すら理解しようとしないくせに」 というピカソの言葉を知ってからますますその傾向は強くなった。 このブログを始めてからも、記事にはしなかったがコクトーの美術展には必ず初日に足を運んだし、日々好きな気持ちは強くなるばかり。 ふと、ジャン・コクトーを巡る、って事をやってみようと思った。 ただ、やはり思い入れや評価は個人個人がすれば良いことなので、無駄なものは削ぎ落しつつ(それこそコクトーの様に)私なりのジャン・コクトーを記す試みをしようと思う。これはアメリカのTIME誌の表紙になった『多芸多才の男』という写真。 あらゆる事に手を出した、いわゆるマルチ人間のはしりだったジャン・コクトー。 それを軽薄と評価した人は多かったらしい。そんな彼を三島 由紀夫は『軽金属の天使』と呼んだ。 そんなジャン・コクトーを追い掛ける、彼に片思いをしている女の記録とでも思ってくれたら、私は満足です。 ジャン・コクトーの装飾が施された サンピエール礼拝堂がある ヴィルフランシュ・シュル・メール ニースから電車で2駅。 田舎の小さな駅、階段を降りて右へ海沿いの道を歩く。小さな港町、そこにある。 やっぱりここも開館時間にはルーズ。 でも時間の正確さなんてフランス人には基本的に期待しない。 開いている時間に行ければラッキー、開いていなかったら近くを散策して時間を潰せばいい。それだけのこと。 釣りや日光浴をしている子供達と海を眺めるのもいい。 ここで『鳥刺しジャンの神秘』をはじめ数々の作品が産まれた。 カフェでのんきに受付の職員が来るのを待っているのも、それはそれで楽しい。 (生きた自分と死んだ自分がすれ違う場面が出てくる。) そうすれば、そろそろサンピエール礼拝堂も開くでしょう。 ※余談ですが、なぜか休館日では無いのに開かなかった事もあります。 この写真では無いけれど、私の部屋のドアにはこのサンピエール礼拝堂で購入したコクトーのポスターが貼ってあります。 コクトーを巡る為に訪れ、大好きになった場所。
by jean-cocteau-anje
| 2006-04-05 02:26
| コクトーの訪れた土地
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